長野県塩尻市の土地家屋調査士、田中秀明です。
今日、4月19日は息子の19歳の誕生日です。
おめでとう。
息子は3歳の時に交通事故に遭いました。4tダンプのタイヤに踏まれてしまいました。私が働いていた会社の車に轢かれてしましました。
内臓損傷、脊髄損傷、骨折しました。
命は無事だったのですが、後遺症がありました。
脊髄損傷により、片足の膝から下の筋肉がつかない。骨折したところが変形したままくっついてしまい、足の向きが曲がってしまっている。そのせいで少し歩き方がおかしくなってしまいました。
活発に動き回る子供でした。元気に学校に行ってましたがやはり小学校高学年、中学になるにと自分の体と向き合い、日々、悩んでいたと思います。優しい子供だったので、事故に対する不満とか怒りとかを、私にぶつけてくることはありませんでした。
私もうまく息子と向き合うことができませんでした。
高校に入ると不登校ぎみになり、とうとう学校を辞めたいと言い出しました。
私は最初はうまく説得しましたが、彼が2年になり、また辞めたいと言ったときに彼はポロポロと涙をこぼしていました。それを見て私は辞めてはダメだ。と言えなくなってしまい、次のテストで高得点をとり、学校を辞めても一人で勉強して大学に入れる事を証明できたら、辞めてもいいよ、と言いました。他の家族は断固として辞めることに反対していました。
結果、彼は学校に留まることにし、今年、無事に大学に進学しました。
がんばってくれて、本当にありがとう。
子供って、本当に可愛くて甘やかしてしまうんです。ダメなことはダメだとしっかりと伝えなくてはいけないんだけど、事故の後遺症のせいで強く言えませんでした。
責任を感じています。もし体を交換できるのならば、いますぐに変えてあげたい。治せるものならばお金がいくらかかっても治してあげたい。もし一つだけ願いが叶うなら、息子の体を治してほしい。ずっと思ってます。
息子よ。これから、いままでよりつらい事とか苦しい事が沢山あるとおもいます。でも楽しい事や嬉しい事だって沢山あります。後ろより前をむいて頑張ってください。応援してます。
私は何があってもあなたの味方ですから。
私も仕事ないけど、前をむいてがんばります。
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